SANZUI vol.01_2013 summer

カンゲキのススメ

Illustration / Takao Nakagawa

vol.1夏フェス

「フェス」という言葉を耳にしたことがあるだろうか?主に屋外で行われるロックやポップスを中心とした大規模な音楽イベントのことで、国内だけで年間およそ200件も開催されている。

中でも多数を占めるのが「夏フェス」。実はこれこそ誰もが最高の夏休みを過ごせる絶好の行楽イベントなのだ。若者も子ども連れも、そしてシニアも一緒に音楽のシャワーをたっぷりと浴びて過ごす夏の一日。きっと忘れられない思い出になるはず。今年の夏こそ、「夏フェス」がおススメ!

五感がよろこぶ音楽のお祭り

夏フェスの魅力は、何と言っても、夏独特の解放感と音楽が溢れる空間。まさに、現代のお祭りだ。空に広がる音とリズムに身を任せ、みんな自由に歌ったり踊ったり。ワクワクせずにはいられない。自然と音楽のコラボレーションは格別。大きな音を出す特性上、会場は人口の密集していない場所にある。山の中や海のそば、都市に近くても大きな公園の中など、日常から離れ自然を直に感じられるところで開催される。会場に着くまでの旅にワクワクし、音楽に包まれながら、流れる雲を見つめたり、風を感じたり、緑の中を散策したりと、五感で楽しむことこそが夏フェスの醍醐味なのだ。

子どもと一緒に思い切り汗を!

音楽は良く分からない...なんて心配は無用。多くのフェスが、ロック、ポップスから、ジャズや歌謡曲、世界の音楽に至るまで、さまざまなジャンルをラインナップ。普段聴くことのないジャンルやアーティストでも、「意外にいいねぇ!」という発見も。それがライブの力だ。日常とは違う音楽一色の環境で、子どもと大人が一緒になって音楽に夢中になる。子どもが新しい感性を見せてくれたと喜ぶ声も。最近はキッズエリアを設けて遊具を備えたり、託児所があるフェスも。また座ってのんびり音楽を聴く人も多い。子ども連れでもシニアでも、みんな思い思いの時間を過ごせる。その「自由」という一体感が気持ちいい。

ちょっと特別な準備が必要!

夏フェスをとことん楽しむために欠かせないのは事前の準備。動きやすいTシャツにパンツが基本。真夏の屋外では汗だく必至。着替えも是非持っていきたい。広い敷地内を移動したり、踊ったりするにはスニーカーがベスト。タオルに帽子、日焼け止めも必須アイテム。水分補給の飲み物はちょっと多めに。念のためレインコートも。そして渋滞やトイレの混雑なども考えて、時間には十分な余裕を。音楽+お祭り+ピクニック=夏フェス。準備から楽しもう!

お祭り気分を満喫!

通常のコンサートとは違い、お祭り気分で食べたり飲んだりしながら楽しめる。地元の特産品や世界中の料理に腕を振るう出店が並び、心もお腹も満たしてくれる。夏フェスの楽しみ方は本当に千差万別。誰と行く?どのフェスに?どんな風に過ごす?予算は?夏の特別な一日は、できるだけ早めに計画したい。各フェスのホームページやファンサイト、個人の体験情報などが参考になる。なお、チケットは早めに完売することもあるので、とにかく善は急げ。夏フェスの会場でお会いしましょう!




[協力]
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会

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