よくある質問

よくお寄せいただくご質問とその答えをご紹介します。
このほかご不明な点がございましたら、お問い合わせフォームにてお問い合わせください。

権利を預ける・使用料を受け取る

Q 使用料を受け取るにはどうすればいいですか?
A

権利者のみなさまへの分配は、芸団協CPRAに権利を委任した団体を通して行っています。分配を受けるには、以下のいずれかの団体に権利を委任していただく必要があります。

権利委任団体 主な会員及び委任者
一般社団法人日本音楽事業者協会(音事協) 音楽・芸能プロダクション
一般社団法人日本音楽制作者連盟(音制連) 音楽・芸能プロダクション、アーティスト・演奏家
一般社団法人MPN(MPN) アーティスト・演奏家
一般社団法人映像実演権利者合同機構(PRE) 芸能プロダクション・事務所、実演家・アーティスト
日本演芸家合同機構(NEK) 演芸家
一般社団法人日本歌手協会 歌手
一般社団法人日本民謡実演家協会 歌手
Q なぜ権利を委任した方がいいのですか?
A

歌手、演奏家、俳優などの実演家の場合、一つの作品に多くの人が携わるため、権利者ひとりひとりが放送局やレンタル事業者と個別に交渉するのは大変です。利用者の手間が省けると、作品がたくさん利用されることにつながります。
また、商業用レコードに収録された楽曲がテレビやラジオで流れたときの使用料(商業用レコード二次使用料)や、商業用レコードがレンタル店でレンタルされたときの使用料・報酬(貸与権使用料・報酬)は、文化庁に指定されている芸団協CPRAだけが徴収・分配を行うことが出来ます。
なお、芸団協CPRAでは、使用料などの分配を芸団協CPRAに権利を委任した団体を通して行っています。分配を受けるには、以下のいずれかの団体に権利を委任していただく必要があります。

権利委任団体 主な会員
一般社団法人日本音楽事業者協会(音事協) 芸能プロダクション
一般社団法人日本音楽制作者連盟(音制連) 音楽プロダクション
一般社団法人MPN(MPN) 演奏家
一般社団法人映像実演権利者合同機構(PRE) 俳優
日本演芸家合同機構(NEK) 演芸家
一般社団法人日本歌手協会 歌手
一般社団法人日本民謡実演家協会 歌手
Q どんな使用料が受け取れるのですか?
A

芸団協CPRAでは、主に以下のような場合の使用料などを徴収・分配しています。

詳細はこちらをご覧ください。
芸団協CPRAの役割
管理委託契約約款【PDF】

Q 自分が収録に参加した楽曲がテレビやラジオで流れているのですが、使用料を受け取れますか?
A

商業用レコードに収録された楽曲が放送で流れたとき、その収録に参加した実演家には使用料などを求める権利があります。
芸団協CPRAでは、個々の実演家、権利者に代わって放送局などと交渉を行い、徴収した使用料等を芸団協CPRAに権利を委任した団体を通して権利者に分配しています。

詳細はこちらをご覧ください。
芸団協CPRAの役割
実演家の著作隣接権とは
管理委託契約約款【PDF】

Q 自分のCDがレンタル店に並んでいるのですが、使用料を受け取れますか?
A

商業用レコードが発売されてから1年間、その収録に参加した実演家にはその商業用レコードがレンタルされないよう求める権利があります。レンタルされた場合には、使用料を受け取る権利があります。
また、その後69年間は、レンタルをやめさせることはできませんが、レンタルの報酬を求めることができます。
芸団協CPRAでは、CDV-J(日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合)と契約を締結して使用料及び報酬を徴収し、芸団協CPRAに権利を委任した団体を通して権利者に分配しています。

詳細はこちらをご覧ください。
芸団協CPRAの役割
実演家の著作隣接権とは
用語辞典:貸与権及び貸与報酬請求権

Q 自分が収録に参加した楽曲が海外のテレビやラジオで流れているようなのですが、使用料は受け取れますか?
A

芸団協CPRAと協定を結んでいる各国の団体を通じて徴収を行っています。芸団協CPRAに権利を委任した団体を通して権利者に分配しています。

詳細はこちらをご覧ください。
海外業務

Q 海外から受け取る使用料等は課税の対象になりますか?
A

海外から権利者の皆様の使用料等を徴収する際の税金の取り扱いは以下のとおりです。


  • 所得税等
  • 日本が多くの国との間で二重課税を回避する(相手国と日本の両方で所得税等を納めることを避ける)ための租税条約を締結しています。
    この租税条約の規定に基づき、相手国での源泉徴収税額は軽減または免除の対象となっています。
    これにより日本国内で源泉徴収の対象となっても二重課税にはなりません。


  • 消費税
  • 輸出免税のため、0%課税です。

音楽や映像を利用する

Q 音楽が使われている動画をネット上にアップロードしたいのですが、どのような手続きをすればいいですか?
A

音楽をウェブサイトで使用したり、動画共有サイトにアップしたりする場合については、芸団協CPRAでは管理をしておりません。
しかし、商業用レコード等に収録されている楽曲をウェブサイトで使用したり、動画共有サイトにアップしたりする場合、商業目的であるかどうかを問わず、その楽曲の作詞・作曲家、レコード製作者、参加している歌手や演奏家などの許可を得る必要があります。 作詞・作曲家の権利を管理しているJASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)などの団体や、レコード会社等にお問い合わせいただくことをお勧めします。

Q お店でBGMを流したいのですが、どのような手続きをすればいいですか?
A

購入した商業用レコードを直接お店のBGMとして流すことについては、その楽曲の作詞・作曲家には権利が与えられておりますが、残念ながら日本では、実演家やレコード製作者には権利が与えられておりません(海外主要国では、実演家やレコード製作者にもそのような権利が与えられています)。従って、芸団協CPRAで手続きを行う必要はございません。ただし、お店のBGMとして流すために商業用レコードをコピーする場合は、別途レコード会社等の許可を得る必要があります。
また、配信音源購入時や音楽配信サービス加入時等の契約において、お店のBGMとしての利用が禁止されている場合もございますので、ご留意ください。

Q 音楽配信サービスを始めたいのですが、どのような手続きをすればいいですか?
A

音楽を配信するためには、その楽曲の作詞・作曲家や実演家、レコード製作者から許可を得る必要があります。芸団協CPRAでは、このような利用について管理しておりませんので、作詞・作曲家の権利を管理しているJASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)などの団体やレコード会社等にお問い合わせいただくことをお勧めします。

Q 放送番組の映像を使いたいのですが、どのような手続きをすればいいですか?
A

放送番組の映像に関する実演家の権利については、一般社団法人 映像コンテンツ権利処理機構(aRma)が管理をしております。まずは、こちらにお問い合わせいただくことをお勧めします。

その他

Q JASRACとはどう違うのですか?
A

扱う権利の種類が異なります。
芸団協CPRAでは、俳優・歌手・演奏家など「著作物を演奏したり演じたりした人(実演家)」の権利(著作隣接権)を扱っています。
一方JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)が管理するのは作詞・作曲家などの「音楽をつくった人(著作者)」の権利です。

詳細はこちらをご覧ください。
著作隣接権とは