Interview.001
私的録音録画補償金問題について、岸博幸氏に聞く
今回、第1回目のCPRA TALKでは、慶應義塾大学大学院教授の岸博幸氏に、私的録音録画補償金制度の問題点、今後のビジョンについてお話を聞いた。
昨年12月27日、東京地裁が下した、私的録画補償金管理協会(SARVH)と株式会社東芝をめぐる、私的録画補償金の訴訟判決について。さらには、制度の未来像についての提言である。
(2011年03月23日公開)
Interview.001
今回、第1回目のCPRA TALKでは、慶應義塾大学大学院教授の岸博幸氏に、私的録音録画補償金制度の問題点、今後のビジョンについてお話を聞いた。
昨年12月27日、東京地裁が下した、私的録画補償金管理協会(SARVH)と株式会社東芝をめぐる、私的録画補償金の訴訟判決について。さらには、制度の未来像についての提言である。
(2011年03月23日公開)
デジタル方式に限定して、家庭内の私的使用を目的とする録音・録画に対して、著作権者、実演家及びレコード製作者が補償金を受ける権利。1992年の著作権法一部改正で加えられた。デジタル方式の録音又は録画の機能を有する機器・媒体であって、政令で定めるものが対象となる。補償金の支払義務者は消費者で、機器・媒体メーカーの協力によって徴収され、sarah(私的録音補償金管理協会)又はSARVH(私的録画補償金管理協会)を通じて、権利者に分配される。録音機器・媒体ではDATやMD、録音用CD-Rなどが、録画機器・媒体では録画用のDVD-RやDVD-RW、2009年5月に追加指定されたBlu-rayなどが対象となっているが、現在の録音録画の主流となっているハードディスク内蔵型携帯プレーヤーやパソコンなどが指定されておらず、私的録音録画の実態に合わない制度になっていると指摘されている。