SANZUI vol.05_2014 autumn
若き実演家の未来
Photo / Kota Sugawara
夢中になる創造の世界青柳いづみ
中学から演劇畑。当時の担任に背中を押されて進んだ演劇専攻の大学で、2人の演出家との出会いがあった。「この人たちとともに作品をつくり続けたい!」その一心から舞台に立ち、現在に至る。
作品は、最終的に俳優である自分の表現を通してお客さんの目の前に現れる。その責任の重さもあり、本番は自分が削られるような感覚、つらい気持ちもあるようだ。「自分は何もつくれない。でも、演出家たちと作品創造することで、思ってもみなかった形になる。演出家のやりたいことは、まだまだあるはず。それを一緒につくっていきたい。」
舞台は生のメディア、紙面や映像と違って一気には広がらないし、一挙手一投足が違わずに繰り返されることもない。演出家との共同作業で、一番面白い!と夢中に取り組んでいる「いま」をぜひみてほしい。
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