SANZUI vol.04_2014 early summer
若き実演家の未来
Photo / Kota Sugawara
世界と向き合うダンサー皆川まゆむ
小学生の時ミュージカルに触れてから、夢はずっとダンサーになること。様々なジャンルのダンスを習ったが、自由なところに惹かれコンテンポラリー・ダンスの世界へ。「全く自分にないものに触れることで表現の幅が広がる」と、舞台に留まらず、他ジャンル公演や、美術館・寺社等でのパフォーマンスなど、表現の場は多彩だ。シルク・ドゥ・ソレイユ登録アーティストでもある。国際的な評価を持つイスラエルのダンスカンパニーに招聘され、昨秋より腰を据えて世界と向き合っている。「昔はステージに上がると観客席が暗くブラックホールのようで怖かった。でも今は、お客様の空気や高揚感を感じながら、自分の心を開いて踊るのが楽しい。せっかく観に来て下さっているのだから、お客様が異空間にトリップできるようなダンスを踊っていきたい」
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