SANZUI vol.01_2013 summer
若き実演家の未来
Photo / Kohei Nakamoto
津軽三味線界の革命児浅野祥
浅野祥は世界を見つめている。津軽三味線で国内の大会を総なめにしてきた彼は、民謡の伴奏楽器だった三味線に新たな息吹をもたらす試みを続けている。「一般的に浸透している三味線への古い概念を打ち砕き、三味線の可能性をもっと開花させたい」と熱く語る。ピアノやドラムなどとのアンサンブル、ラップやフラメンコとのコラボレーションにも積極的に挑戦。古いものを捨てて新しいものだけを取り入れがちな世の中だが、古き良きものを大切にして、そこから新しい音楽、新しい価値を創造したいと全国各地をまわり実演を続けている。10年後には?「毎日ライブをしたい。そして世界中のさまざまな人から新しいヒントをもらって、クリエイティブで前向きなエンターテイナーになりたい」今後の浅野祥の舞台が楽しみだ!