vol.002「(社)音制連がエルダーマーケティング研究会スタート」
社団法人 音楽制作者連盟(FMP)のエルダーマーケティング研究会がいよいよ動き出した。 世間一般に言われる「エルダーマーケット」とは、1947~1949年生まれのいわゆる団塊の世代を中心とした市場のことである。2007年には、大量の団塊の世代が定年退職を迎えることから、日本の2007年問題とも言われているという。このエルダー層は、健康で、経済的・時間的な余裕がある人々が多く、さまざまな業界でエルダー市場の開拓が進められている。 音制連は、このエルダーマーケットを「大人マーケット」として、やや広く捉え、より大きなムーブメントとして関係していこうとしているようだ。 若者向けの音楽が主流で、大人向けの音楽が少ないといわれている日本の音楽シーンにおいて、エルダーマーケットは、まさに巨大な「隙間マーケット」「休眠マーケット」であるということもできるだろう。 ビジネスとして、そしてカルチャーとして、いま、なにを仕掛けていこうとしているのか。今回のPLAZAインタビューでは、音制連エルダーマーケティング研究会の中心メンバーである山中浩郎常務理事にお話をうかがった。
(2004年08月04日公開)