お知らせ

2024.07.16

2024年度SCAPR総会に参加しました

2024年5月28日~30日の3日間、南アフリカ・ヨハネスブルグにて、2024年度SCAPR(スカプル/実演家権利管理団体協議会)総会が開催されました。2022年度以降の対面・リモート併用の中、今回は総勢48カ国129名の参加者のうち37カ国101名が現地に参集し、コロナ禍以前の賑わいを取り戻しました。
総会においては、例年通りの予算・決算、データベースの運用状況、会員異動等についての議論が滞りなく行われたほか、アフリカ大陸での初めての総会開催を記念し、アフリカ地域12カ国の市場調査の報告と、政府関係者、著作者、実演家らを招いたパネルディスカッションが行われました。
運営がなかなか軌道に乗らない実演家団体や、実演家の権利が正しく行使されない等の多くの課題が明らかとなりましたが、アジア地域各国の現状と共通する部分も多く、今後もSCAPRのネットワークを活かし、世界規模でより積極的な支援を行う必要性を確認しました。

また、今回のSCAPR理事の改選において、芸団協CPRA事務局の小島京古(海外業務部長)が理事に選出されました。任期は4年、アジア地域からは初の理事席の獲得です。芸団協CPRAの抱える諸課題の解決やアジア地域全体の底上げのためにも、SCAPRとのより強固で緊密な連携関係を構築してまいります。




芸団協CPRAは、1998年以降、実演家権利管理団体の国際組織であるSCAPRの正会員として、海外の実演家権利管理団体と積極的に協定を結び、実演家の権利の国際的な保護に取り組んでいます。