2022.06.22
2022年度SCAPR総会に参加しました
6月1日、2日の両日、イタリア・ローマにて2022年度SCAPR(実演家権利団体協議会)総会が3年ぶりの対面方式で開催されました。ただし今回はリモート参加との併用となり、約90名の現地参加者のほか、芸団協CPRAを含む約30名がリモートで参加しました。
予算・決算、データベースの運用状況、会員異動などについての例年通りの議論もありましたが、今回一番大きな議論となったのは、ロシアのウクライナ侵攻にかかるSCAPRの対応でした。ウクライナの団体ULCRR、ロシアの団体VOISそれぞれから現状報告があったのち、
●VOIS(ロシア)の会員資格の一時停止の延長
●ULCRR(ウクライナ)職員および実演家の支援ならびにウクライナ避難民を受け入れているポーランドの団体STOARTへの支援などを目的としたSCAPR Fundの設立
について可決承認されました。
またこれまで6年に亘って議長を務めてこられたEanna Casay氏(アイルランドRAAP)の任期を2年残しての勇退が発表され、理事の互選によりJose Luis Sevillano氏(スペインAIE)が新議長に就任されました。
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