2018.12.11
フィリピンPRSPを迎えての「実演家の権利の集中管理に関する研修」を実施
12月3日~7日の5日間、フィリピン実演家権利管理協会(PRSP)から事務局長Debra Anne P. Gaite氏、分配・データ管理担当Genor L. Kasiguran氏、会員管理担当Mary Crystal Alojipan氏の3名を受け入れ、研修を実施しました。
PRSPは、2002年に設立されたものの団体として機能し始めたのは2012年であり、さらに国内事情によっていまだ安定した徴収分配には至っていません。そのため、各講義では積極的に質問がなされ、活発な意見交換が行われました。特に分配額の算出方法、委任情報の管理、海外団体との契約条件等に関心が高く、実りある研修となりました。
2010年度より韓国、マレーシア及びインドの団体を受け入れてきた本研修は、アジアの団体の育成支援という海外徴収分配委員会の事業計画の大きな柱の1つになっています。PRSPが権利管理の実務の基盤を整えられるよう今後も継続して協力していくとともに、他の団体に対しても同様の働きかけを積極的に行ってまいります。