2017.05.01
セルビアの実演家権利管理団体PI理事が来訪
CPRA事務局から、CPRAの組織や徴収・分配業務の概要などを説明したのち、両団体間での懸案事項についての意見交換を行いました。
PIは個人分配のみに対応しているため、芸団協CPRAのCollective Mandate（オーケストラのようなグループ一括徴収）が受け入れられず分配が遅延していましたが、今後はIPD（国際実演家データベース）への参加も鑑み、可能な限りの個別メンバーの情報を提供することで合意しました。
またPIは分配にあたって楽曲情報を提供していないことから、今年度以降は楽曲情報に紐づいた分配データを提供してほしいと要望しました。
CPRAは現在27カ国、37の実演家権利管理団体と協定を結び、日本で徴収した使用料等のうち相手団体の委任権利者分を送金するとともに、海外で利用されたCPRA委任権利者楽曲の使用料等を各団体から徴収しています。
今後も海外の団体と積極的に交流を行い、実演家の権利の国際的保護に努めていきます。
