お知らせ

2015.12.22

アジアからの訪問・研修生を受け入れました

○インドネシア

12月9日、インドネシアの集中管理団体の指導・監督的役割を担うNational CMOのコミッショナー、知的財産総局(DGIP)の職員、計11名が来訪し、研修を受けました。 インドネシア政府関係者は、これまでにも度々日本を訪れ、芸団協CPRAおよび日本音楽著作権協会(JASRAC)での研修を経て、昨年、著作権法および集中管理団体に関する制度の改正が行われました。今回は、インドネシアでの集中管理団体制度の改革・運用にあたっての議論に向けた研修となりました。

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▲インドネシア政府関係者の一行

○APACEプログラム

10月30日、文化庁のAPACEプログラム集中管理団体研修生の受け入れを行いました。この研修は、文化庁がWIPOに毎年継続的に信託基金を拠出し、WIPOの協力を得て企画・実施。今年は、バングラディシュ、モンゴル、スリランカから各2名、計6名の政府関係者及び集中管理団体職員が、10月26日から30日まで日本に滞在し、芸団協CPRAのほか、日本音楽著作権協会(JASRAC)、日本複製権センター、日本レコード協会等を訪問しました。


芸団協CPRAで行われた研修では、実演家の権利及び業務概要、徴収及び分配業務について講義が行われました。質疑では、日本の集中管理団体制度の概要、使用料額の交渉方法、分配額の算出・分配方法など多岐にわたりました。


モンゴルの集中管理団体の職員からは「約50年、徴収及び分配を行う歴史ある団体の話を伺うことができて、大変勉強になった。」との感想が寄せられ、非常に有意義な研修となりました。


○マレーシア

10月14日から24日までの11日間、マレーシア音楽実演家協会(RPM)から2名を受け入れて実演家の権利の集中管理に関する研修を実施しました。本研修では、従前韓国の団体を受け入れていましたが、今年度は、マレーシアの団体から受け入れました。


RPMは今夏初めて国内分配を実施しており、その際の問題意識から具体的な質問が多く出され、実務研修がより効果的なものとなりました。また、MPNにもご協力いただき、実演情報の収集及び管理の実務について詳細を学ぶことができました。


○ベトナム

10月8日には、ベトナム著作権局及びベトナム文化・スポーツ・観光省の担当者ら6名による代表団が来訪しました。ベトナムでは、2018年に予定している著作権法改正に向けて調査研究に取り組んでおり、実演家の権利や集中管理に関する情報収集が目的とされ、有意義な意見交換の場となりました。

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▲ベトナム政府関係者への研修の模様