2015.02.19
APACEプログラム集中管理団体研修生を受け入れ
去る2月13日、CPRAは集中管理団体研修生の受け入れを行いました。
この研修は文化庁がWIPOに毎年継続的に信託基金を拠出し、WIPOの協力を得て企画・実施しています。今年の研修生はカンボジア、ブータン、ミャンマー、ラオスから各2名、計8名の政府関係者でした。
研修期間は2月9日から13日までで、研修生はCPRAのほか、日本音楽著作権協会(JASRAC)、日本複製権センター(JRRC)及び日本レコード協会(RIAJ)を訪問しました。
13日にCPRAで行われた研修では、実演家の権利及びCPRAの業務概要、音楽分野の徴収及び分配業務について講義が行われました。今回は著作権制度自体まだ十分に確立していない国が多く、実演家に権利があったとしても、実演家自身の権利意識が低い為、権利者への権利に関する教育が重要だという意見が研修生から多く上がりました。質疑応答の内容は、日本の集中管理団体制度から、徴収額の取決めの際の交渉方法および分配額の算出方法等、多岐にわたり、非常に有意義な研修となりました。