お知らせ

2014.06.11

インドネシア国会議員団がCPRA来訪

去る2014年6月3日、インドネシア国会議員等計25名がCPRAを訪問しました。インドネシアでは著作権法改正法案が議会に提出されていますが、議員団は、その審議に先立ち、日本の著作権制度、特に著作権の集中管理及び権利行使の状況等について情報収集する目的で今回来日されました。
冒頭、上野CPRA法制広報委員会委員長より、ビートルズの例を引いて、素晴らしい音楽が世界中で流行するためには、作詞・作曲だけでなく優れた実演が必要であり、こうした実演が広く享受されるためには、実演家の権利の集中管理が重要となる。CPRAの経験から何か得るところがあれば幸いである旨挨拶がありました。
続いて増山事務局長から実演家著作隣接権及びCPRAの業務について説明があった後、質疑応答が行われました。創作の価値や著作権制度の文化的側面に係る普及啓発など集中管理団体が果たすべき役割から使用料等の分配方法といった実務の具体的内容まで予定していた時間を上回る程熱心な質問が相次ぎ、日本の著作権制度やCPRAの実務に対する議員団の関心の深さが伺えました。CPRA出席者から、「CPRAとしても国際的な実演家の権利保護の拡大に大きな関心があるので、必要とあらばインドネシアに伺うなど、積極的に協力していきたい」との発言があると、議員団からは次々と「ウェルカム」の声が上がりました。最後に議員団団長から安部CPRA海外徴収・分配委員会委員長に記念品が贈呈され、熱い握手が交わされました。
議員団は、CPRA訪問の後、官公庁及びJASRAC等関係団体を訪問し、帰国しました。

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