CPRA news VOL.71
CPRA news VOL.71
巻頭メッセージ:
「著作権行政の当面の課題について」
森 孝之(文化庁長官官房著作権課長)
特集:
分配業務から振り返る芸団協CPRAの20年の歩み
MOVEMENT:
Culture First 第11回記者会見を開催、新たな補償制度創設に係る提言を行う
ACTION:
20周年を記念して『実演家概論-権利の発展と未来への道-』を刊行
COLUMN/ESSAY:
五藤 宏(芸団協CPRA運営委員会副委員長、日本音楽事業者協会専務理事)
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CPRA news ONLINE
特集
分配業務から振り返る芸団協CPRAの20年の歩み
芸団協CPRA運営委員(音楽関連分配担当/データセンター担当)
椎名和夫
前号のCPRAnews では、徴収業務の観点から芸団協CPRAの20年を振り返ったが、一方で当然ながらその徴収された使用料・報酬等( 以下「使用料等」という)を分配してきた歴史もある。1971年に開始した商業用レコード二次使用料の団体への分配( 以下「団体分配」という)に始まり、現在では、指定団体ならびに著作権等管理事業者として、下表の権利の使用料等を実演家・権利者に分配を行っている。今回は、その中から商業用レコード二次使用料ならびに商業用レコードの貸与に係る使用料・報酬(以下「貸レコード使用料」という)の国内分配について振り返り、その関連業務についても少し触れてみたい。