SANZUI vol.02_2013 autumn

美匠熟考

Photo / Anna Hosokawa

Number:003 Flamenco castanetsフラメンコカスタネット小林伴子(フラメンコダンサー)

フラメンコカスタネットは、2 枚のパーツをそれぞれ束ねた紐を両手の親指にかけ、左右一組で演奏します。残りの指が自由に使えるようになった為、技法が飛躍的に進歩。弾き方によって1オクターブぐらいの音の幅も有り豊かな表現のできる"楽器"です。脇役のイメージですが、フラメンコ舞踊ではカスタネットを主役 として使うナンバーもあり、サパテアード(足音)を踏み鳴らしカスタネットをかき鳴らし行うギターとの掛け合いは大変スリリングで、フラメンコ舞踊の醍醐味を感じる瞬間です。

カスタネットが大好きな私は、シンプルであるがゆえに弾き手の表現力が確実に現れるカスタネットの音に耳を澄まし、集中し、大切に付き合って来ました。そのことはカスタネットのみならず、私のフラメンコの世界を大きく広げてくれました。カスタネットから学んだ事は計り知れません。

協力:一般社団法人日本フラメンコ協会

Number:004 Dove銀鳩ドルフィン(マジシャン)

鳩がマジックの世界で注目され、本格的に使われるようになったのは、1960年に 公開された『ヨーロッパの夜』という映画から。燕尾服を着た長身のチャニング・ポロックというマジシャンが鳩を使ったマジックを存分に披露しました。それまでもマジックの一部で鳩が使われたことはありましたが、エンターテイメントとして鳩が主役のマジックはこれが初めてです。

マジックで使われるのは『銀鳩』と呼ばれる人工的に育てられた特別な鳩。調教は生まれてから一ヶ月以内に始めます。まずは手乗りにしてそれぞれの鳩の気性を見極め、マジックでの役割に応じて仕込みます。じっとしているのが得意な鳩もあれば特殊部隊もいます(笑)。鳩は嘘をつかないし、文句も言わない。それだけに僕たちマジシャンも鳩と真剣に向き合っています。鳩は僕らの大切なメンバーですからね。

協力:公益社団法人日本奇術協会


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